2017年12月05日

フロントフォーク整備

本日はcbr250 mc22のフロントフォーク インナーチューブの交換です。
ただし!作業しながらなので手がベットベト。なので写真がとても少なくてすいません。
では、作業開始です。
皆さんがFフォークを分解する時は必ずフォークキャップからゆるめてください。なぜ唐突にこんな事を書いたかというと私が初めてバイクをばらした高校の時に、ステムからいきなりフォークアッセンブリーごと抜きました。そしてフォークキャップを外す為にインナーチューブ手に持ちキャップを回そうとスパナに力をかけると!一緒に回ります。見事に回ります。万力等で挟んで回そうとするとインナーチューブに傷がつきます。
その結果、もう一度車体に取り付けてキャップを外す事になります。
皆様には私のような失敗はさせたくないので書いておきます。
話がそれましたので本題に。
今回のS様のCBRは基本持込みパーツで組上げるのですが、S様の方で入手してきた部品は、
インナーチューブ(ヤフオク中華部品)、オイルシール・ダストシール(メルカリ中華部品)。
そのクリップやオーバーホールに必要な細かい部品、ワコーズ フォークオイルはS様指定でFK-20を用意させて頂きました。
001.JPG
フォーク本体のドレンを外しドレンパッキンを交換します。
オーバーホールや分解時にはなるべくシールやパッキンは交換しましょう。
002.JPG
そして、先ほどゆるめておいたフォークキャップを外します。
003.JPG
キャップが外れたらスプリングやカラー、ピストンリングなどを取り外しアウターチューブだけの状態にします。外したらアウターチューブを綺麗に洗浄し、サービスマニュアルに従って組み付けます。
004.JPG
フォークオイルをよくなじませながら組み付けたら、オイルの油面調整してキャップをはめて車体に取り付けます。
と、ここで問題発生!左ダストシールからオイルがにじんでる?確実ににじんでる。ゴミか?傷か?
もう一度ばらして確認!ゴミ無し傷無し。
結果。左のインナーチューブの不適合発覚!チューブ外径が不均一。
S様に報告した所放心状態に。しばし現物を見つめていたが意識再起動した時に一言「純正部品注文してください」・・・・
私「買ったところで交換は?」
S様「もういいです」
私「・・・純正たのんじゃうの?」
s様「いってください」
私「1日2日かかってもいい?」
S様「台車貸してもらえます?」
私「いいよ、終わったら電話するね」

最近ホントに多いです。中華パーツ被害者。
困ったもんだ。

posted by 片さん at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | CBR250RR MC22

2017年09月19日

CBR250RR キャブレター清掃A

前回の「CBR250RR キャブレター清掃」のつづきです。
お客さんS様はお食事に。私は引き続きケミカルを使った清掃続行です。
バラしたキャブを「WAKO'S エンジンコンディショナー」DSCN4672.JPG
で洗浄します。
すべての部品にかけまくります!
ジェット類はフロートチャンバーをお皿代わりにドブ漬です。
そのまま1時間くらい放置です。
皆様がご自分でキャブOHする時に、再利用するパッキン類は漬けこまないでください。溶けますDSCN4676.JPG
漬けこみが終わったらニードル等の小さな穴をすべて細い針金で一つ一つ貫通させていきます。DSCN4681.JPG
続いてフローバルブは新品ですが、フロートバルブの受け側を「フロントバルブシートクリーナー」
DSCN4684.JPG
でスリスリします。この工程をやらないで組上げるとキャブがお漏らしする事が多々あるので
バイクにキャブを装着後キャブの再組み立てをしたくない方はやっておいたいいですよ。DSCN4686.JPG
すべての洗浄終わったらバラした逆の工程で組上げます。DSCN4691.JPG
すべて組上げてから各バタフライの全開・全閉を目視で確認して終了です。
お客様ご自身でキャブレターの清掃やオーバーホールをする場合、手抜きをしようとすればいくらでも出来てしまいますが、手抜きをすると更に作業が大変になります(キャブの再分解など)。
面倒くさがらないで確実に作業することがコツです。












posted by 片さん at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | CBR250RR MC22

2017年09月04日

CBR250RR キャブレター清掃

お客さんS様「こんにちはー!キャブ持ってきたのでオーバーホールしてください!」
DSCN4657.JPG
私「部品は全部揃った?」
お客さんS様「・・・多分」
私「わかりました!揃った部品以外で分解清掃してどうしてもダメな部品が出たら考えよう!」
お客さんS様「はい!よろしくです」
では早速現状確認!
DSCN4664.JPG
私「1番のバキュームピストン固着、それ以外大丈夫じゃない?」
DSCN4667.JPG
フロートチャンバー内部。ゴミはあるけど30年近く前のバイクにしては平均的!DSCN4669.JPG
フロート本体に変色は見られるけど破損確認して破損がなければ再使用。DSCN4670.JPG
ジェット類は腐食がないので外して清掃と針金でツンツンして再使用。DSCN4671.JPG
フロートバルブは使えそうに見えても交換!
フロートバルブに関しては見た目綺麗そうでも交換をお勧めします。と言いますのもフロートバルブってちょっとでも傷や摩耗があるとオーバーフローします。それもかなりの量でます。
最近は中国製の製品もありますが、中国製は新品でも漏れる時があります。
今回はホンダ純正が在庫あったのでそれを使用します。

次回から清掃にはいります。







posted by 片さん at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | CBR250RR MC22